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昨年から上映している三部作「鉄血篇」「熱血篇」に続く三作目「冷血篇」を劇場で観た直後の感想です。
 
まあ、とにかく映像が凝ってて見応えありました。今のご時世、劇場アニメは映像が美麗で当たり前、ってところはありますけど、その中でもCGを駆使した最新鋭のアニメーション技術は素直に凄いと思いました。

「物語シリーズ」のテレビ版は全て見ているのですが、さすがにクオリティは段違い。これだけの作り込みで「物語シリーズ」を見れたのはファンとしてはなかなか感動的でした。

ジャパニメーション万歳!
 
 
ただまあ「これ?わざわざ3部作に分ける必要があったのか?」ってところは議論の余地があるところです。
 
全体的にセリフが多く、どれだけ映像で盛り上げてもどうしても冗長な感じは拭い去れないところ。まあ、そもそも原作がそういう作品なので、忠実に再現しようとするならば、こうなるのは 仕方ないっちゃぁないのですが。
 
なので、制作側の選択肢としては、
 
・3部作にして原作を忠実に再現する。
・色々端折って足早にして1作で終わらせる。
 
っていう2つがあったと思うのですが、どちらにしても不満は出たでしょう。端折ったら端折ったで「このシーンを端折るなんて!」って憤るのがファン心理ですので(笑)
 
で、あれば、3部作にすれば収益も上がるし(どうせファンは全部見るし、円盤も買う人は全部買うし)、っていう大人の事情で前者を選んだのは納得するところではあります。
 
 
まあでも、このクオリティでちゃんとしっかり「傷物語」を描いてくれたってのは、ファン的には嬉しいところ。
 
 
あと、特筆すべきところは「思春期的なお色気シーン」。
 
そう、思春期的なんです。あの、十代の頃に感じられていた、あのムズムズするような甘酸っぱいエロティシズム。
 
この「ムズムズ感」の感じさせ方が秀逸でした。
 
昨年大ヒットした「君の名は。」が、思春期の頃の”ピュアな感覚”を想起させるのに対して、こちらは”エロな感覚”です(笑)
 

まああと、描写的に首がぽんぽん飛んで、血飛沫どぶしゅーで、残酷っぽいシーンもあり、家族やカップルで見たら色々と凍りつくような代物ですので、ぜひ一人でこっそり悶々を見てくださいませ^^
 
(シリーズ物の物語の時間軸の中で一番最初の話になりますので、「物語シリーズ」を初めて観る人にもオススメです。これを見てから第一作目の「化物語」を観ると、色々感慨深いかも?!)