好きなビールの銘柄は何か、と問われれば迷わず「ヱビス!の普通の金色の缶のやつ!」と答える僕けど、一番美味いと思うビールの銘柄は何か、問われるならば、それは「ギネスビール」と答えます。やはりどんな料理にでも合わせ易いオーソドックスな下面発酵の金色のビールに愛着を感じてしまうが、ビール単体の旨味、面白みで言えば上面発酵のスタウトビールが優れていると思う。

ちゃんとした店、パブとかバーでで出てくる、泡がしっかり作られたギネスビールは本当に美味い。高いけど。1pint(=568ml)で1000円を超える店もザラ。だけど値段相応に美味しくて、ついつい杯を重ねてしまったりもします。

それなら缶で買って来て家で飲むとどうかというと、グラスとか注ぎ方とか気をつけないと台無しになってしまいがちである。全てのビールにいえる事だが、やはり泡の仕上がりが命であると言えるでしょう。

なもんで、最近いかにお家で美味しくギネスビールを飲むかを研究するべく、こつこつギネスを買ってる僕であります。
で、近所のスーパーに行くと、瓶と缶の2種類がある訳です。単に入れ物の違いかとも思ったけど、瓶はエクストラ・スタウト、缶はドラフトという事で名称も違っている。これは一体何が違うのか、というのが今回の記事の趣旨です。

とりあえず、ネットで調べたところによると、大きな違いは缶ビールであるドラフトには「フローティング・ウィジェット」という小さなピンポン玉が入っている事。この中に炭酸と窒素が封入されており、開封と同時に内部のガスが放出されてクリーミーな泡が作られるようになっているそうです。よりお店で出てくるギネスに近づける為の工夫という事ですね。
エクストラ・スタウトはオーソドックスな瓶ビールでガスは炭酸のみ。ドラフトに比べて若干アルコール度数が高く、一般的に味が濃厚なのだそうな。こちらがノーマル仕様という事でしょう。

以上が能書き。では実際に飲み比べてみます。

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左がドラフト、右がスタウトです。

大きな違いはやはり泡の質と量でしょう。ドラフトの方が泡がきめ細かくクリーミーに仕上がっているが、泡の層は小さい。対してスタウトは泡が荒くて盛り沢山です。…注ぎ方が悪いと指摘されれば認めざるを得ないところですけど。
瓶も缶も内容量は同じ330ml。缶は一気に全部グラスに入り切ったが、瓶は半分くらいしか入りませんでした。

瓶の方は泡々になってしまったので、しばらく待って泡が落ち着いたところで注ぎ足そうと思って待っていたのだが、流石ギネス、泡の密度が高いようで全然泡が減らない。炭酸も旨味も完璧に封じ込めているようです。

さて、肝心の飲み口と味の違いであるが、スタウトは店で飲むものに比べると味の粒子が荒い気がします。若干苦みが強い。ドラフトは味の粒子がとことん細かく、お店で出てくるギネスにより近い感じです。
うーん。瓶と缶でこれだけ違うかー。

で、どっちが好みかと言われると、少々判断に悩みます。
高級感を感じるのはやはり缶のドラフトの方。洗練された味わい。じゃあスタウトが駄目かっていうと、これはこれで黒ビールの香ばしさと苦みが強く、酒好きとして好みの味です。料理に合わせ易いのはスタウトの方でしょう。ドラフトはミックスナッツでも齧りながら丁寧に丁寧に味わっていきたいところ。

まとめると、
ドラフト:泡が超きめ細かくクリーミー。味も繊細で癖がなく高級感あり。アルコール度数は低い。万人に好まれる味。料理に合わせるよりも単体で味わうのに向いてる。
スタウト:ドラフトに比べて泡も味も若干荒いく、苦みと香りが強い。度数も若干高い。肉とか油物の料理によくマッチングしそう。

という事で、次回は注ぎ方とグラスを研究してみようと思います。